持続可能な在り方 ~ネイティブアメリカンから学ぶ~
ネイティブアメリカン(インディアン)の思想、言葉に触れたことはありますか?
彼らの在り方はこれからの時代の最先端を行っていると思います。
出典:http://free-photos.gatag.net/2014/12/14/110000.html
化石燃料で無理やり自然をコントロールする暮らし・経済の在り方に限界が来ています。化石燃料の枯渇、大量生産・大量消費によるゴミ問題、産業廃棄物の汚染などなど、いまの経済のやり方を続けてきた結果、いろいろな問題が現れています。このままいけば十中八九、地球に限界がきて僕たちの暮らしは成り立たなくなるでしょう。いまは持続不可能な社会です。
【7世代先を考えるネイティブアメリカン】
ネイティブアメリカンは7世代先のことを考えて暮らしています。
彼らの子孫が暮らしていけるよう自然が持続するように、ルールを作り森を伐採し水を使う。現代経済のやり方とは正反対です。
ネイティブアメリカンは地球に根を生やした生き方や暮らし方をして、自然と調和しています。
これが本当にすごいんです。
自然と深くつながっているからこそ出てくる言葉。
せせらぎや川を流れる輝かしい水は、ただの水ではなく、われわれ祖先の血だ。湖の水面に映るどんなぼんやりとした影も私の部族の出来事や思い出を語っているのだ。かすかな水の音は私の父の父の声なのだ。
シンプルながら、真理をついた言葉だと思います。
【日本の「和」とネイティブアメリカンの在り方】
実は僕ら日本人にも親和性の高い在り方だと感じています。
自然を畏れ敬い共存してきた八百万の神の自然観や、里山文化があるように、日本も自然と調和することを大切にしてきました。
里山は100%自然のままに放っているのではなく、人の手が入っています。
村のみんなで里山を管理し、里山を維持するため森の間伐や田んぼの手入れなどのルールを作り守ってきました。適切な間伐によって、山林はより良い状態になり、田んぼを管理することでトンボやメダカの棲み処になる。人の手を加えつつ、自然とうまく共存する在り方を構築してきました。
出典:http://cazual.tv/archives/16579
自然を征服するのではなく、共存する「和」の心、あるがままの自然を受け入れ調和するインディアンの思想。かなり近いものがあると思います。
【ネイティブアメリカンの思想に触れよう】
インディアンの在り方は現代の暮らし・経済とは反対の位置にあります。最初はなんだこれ?と度肝を抜かれるかもしれませんが、これからの持続可能な社会を考えるヒントになると僕は確信しています。
持続可能な社会実現に関心がある人はぜひインディアンの思想に触れてみてはいかがでしょうか?
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◆ネイティブアメリカンと縄文時代の文化を結びつける 目からウロコ